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第81回 研究懇話会のご報告

 当初、予定していた中国東北師範大学の楊海軍教授が急に来られなくなったので、演者・演題を下記に変更して9月11日に水産会館5階で約30名が参加して開催されました。
演者 村井宏先生(当会顧問)
演題 「北上高地風力発電開発を自然環境保全の視点から考える」        
 北上高地には約350haの風衝荒廃地があったが、長年にわたる修復工事で減少した。一方、北上山系開発で大規模に草地造成された場所も含めて、風力発電やソーラー事業が尾根上で行われるようになり、最近の大雨による災害を見ると問題がある。開発地の緑化は在来種では難しい場合があり、やむを得ず洋種牧草を使ってきた経緯がある。ムシロ敷にヤナギやウツギの挿し木を行うのも良い(編集部注:最近は環境省推薦の「飛来ステーション」と言う名称の被覆シートによる種子捕捉方式もある)。森林修復の際には、アオモリトドマツを残すこと、カラマツとダケカンバの列状混植などが良い。最近は伐採木のトラクター集材が多くなり問題である、などの説明をして頂きました。会場からは、イヌワシやコウモリへの影響が心配されること、異常気象対策として地域循環型(お金も電気も)の再生可能エネルギーが必要であるなどのコメントが出されました。

2019.9.11 水産会館での研究懇話会