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最新情報

更新日   内   容
2018-02-19  

第79回 研究懇話会のご案内

講師  照井隆一氏(当会会員)  
演題「適地適木 ― 松尾鉱山跡地の森林造成を考える ー」
開催日 平成30年3月16日(金)15:30~17:00
場 所 岩手県公会堂1階 15号室
        入場無料・予約不要

 森林土壌の専門家で岩手県の林業研究機関の役職を歴任された照井隆一さんに、松尾鉱山跡地における今後の植栽木の選定や森林造成の考え方をご講演頂きます。1昨年(2016年12月17日)の当会主催の研究フォーラム(松尾鉱山跡地の緑化活動)では同氏に「松尾鉱山跡地における酸性土壌の分布」をご講演頂きましたが、今回は当地における植栽木の成長状態をもとに、具体的な処方箋を示して頂きます。

2018-02-19  

第78回 研究懇話会の報告

第78回研究懇話会は講師に遠藤公男先生をお迎えし、平成30年1月14日(日)14:00~16:00の間、エスポワールいわて1階小会議室で開催されました。一般公開のため野鳥の会や市民の方、当会会員など約70名が参集し、立ち見客も出る盛況でした。
演題は「最後の秘境から ―オオカミ・コウモリ・ワシなどなどー」で、岩手県におけるコウモリ研究の開祖であり、イヌワシ営巣地の第一発見者である遠藤公男先生に、半生を振り返って岩手の大自然について、興味深い調査結果を面白おかしく話して頂きました。

遠藤先生が岩手県内で発見したコウモリはモリアブラコウモリ、クロホオヒゲコウモリ、及びコヤマコウモリの3種で、いずれも国際的に未登録の新種でした。北海道でも4種の哺乳類を発見しました。安家松が沢でコキクガシラコウモリの大繁殖洞を発見し、周辺のブナ林を伐採から守ったこと(御著:原生林のコウモリ参照)。船越半島ではオジロワシの巣(繁殖成功は未確認)があったと地元の七兵衛さんが言っていたこと。岩泉町大川ではノウサギを巣穴に運び込むイヌワシを見つけたのが、岩手県初の巣の発見に繋がったこと。
岩手県にはまだ豊かな自然が残っていて最後の秘境であるが、海も山も川も大病に掛かっていて危ない。アル・ゴア著「不都合な真実 PART2」の地球温暖化問題を紹介しながら、ソーラーはOK、風力発電はイヌワシやコウモリが当たるので改良すべき、原発は不可とのことでした。
会場からの、ツグミは日本海を渡るのかと言う質問に「日本海中央部の大和堆で漁をしていた船の漁師が夜間に鳴いて飛ぶツグミの声を聞いた」とのこと。早池峰山にライチョウはいたかと言う質問には「江戸時代にもかなり調査したがいなかったし、もしいれば殿様に必ず献上されるはずなのに、そうした記録はないのでいなかった」とのことでした。 
なお、もうすぐ遠藤公男著「オオカミ物語」(山と渓谷社)が発刊されます。

2017-12-11  

新年の研究懇話会のご案内

講師  遠藤公男先生  

演題「最後の秘境から ―オオカミ・コウモリ・ワシなどなどー」

開催日 平成30年1月14日(日)14:00~16:10

場 所 エスポワールいわて(中央通1-1-38)1階小会議室

入場無料・予約不要

 岩手県におけるコウモリ研究の開祖であり、イヌワシ営巣地の第一発見者である遠藤公男先生に、半生を振り返って岩手の大自然について、興味深いお話をして頂きます。カワウソ、トキ、コウノトリ、ツルなども登場します。

2017-12-11  

森林・環境フォーラム終了報告

森林・環境フォーラムin いわて2017 「森林・林業再生の未来構想― PARTⅠ 北東北の森林・林業再生と県民参加 ―」は、平成29年11月26日(日)13:30から16:30の間、盛岡市中央通りのエスポワールいわてで開催され、78名の聴講者が参加し、熱心に討議が行われました。本フォーラムの主催はみどりを守り育てる岩手県民会議で、当研究会は共催団体として、実行委員長(当
会会長)、パネラー、チラシ作りなどを分担しました。

はじめに、問題提起講演が岡田秀二県民会議会長(富士大学学長)から行われ、その後パネルディスカッションに入り、コーディネーターを岡田秀二氏が務め、パネリストとして森林総研 東北支所主任研究員大塚生美氏、二和木材代表取締役小笠原清貴氏、西和賀町林業振興課長根岸由佳氏、自然世塾塾長浅沼晟吾氏(当会理事)の順に報告が行われました。また、当会佐賀理事が間伐運動会についてコメントしました。
最近、木材の国内自給率が35%まで増加したのは北東北林業が牽引した功績が大きいが、木材供給は戦国時代に入っており、さらに岩手の経営計画策定率は30%、再造林率も30%で課題があること、資源は充実中であり木材の価値のみでなく森林の多面的な付加価値を共有すべきこと、山村に後継者と仕事を作るのが最も大切であることなどが論議されました。会場からは「イヌワシ材」のネーミングで岩手産の木材を売ったらとの提案も出ました。
今回はPART1であり、今後5回に亘り北東北の地域林業振興と森林環境の維持保全のための討議を進め、県の林業計画や環境基本計画へ政策提言を行うことを確認しました。本フォーラムの全体報告書は年度内に発刊する予定です。

2017-12-11  

H29年夏季秋季の各種イベント終了のご報告

〇 松尾鉱山跡地育樹イベント

 6月3日の第1回(既報)に引き続き以下の3回のイベントを、様々の方々に参加いただき実施致しました。

第2回7月1日(土)
18名が参加しミズナラ48本の
植栽やコドラート調査などを実施。
岩手大学、県立大学の学生、教師も
参加。

 

 

第3回9月2日(土)
 17名が参加しミズナラ12本の植栽やコドラート調査を行った他、18mx18mの網囲いを設置し、獣害防除実験のためミズナラ16本を植え込んだ。
 午後は松尾鉱山跡地再生の森協議会の5団体と岩手北部森林管理署の方々が集合し、各団体が植栽した区画を見学し、今後の管理方法や植樹、育樹の方向を検討した。

 第4回10月1日(日)
岩手県立大学学生15名、岩手大学学生2名のほか各団体の合計34名が参加し秋晴れの下、ヤマハンノキ、アキグミの剪定、今年の植栽木の測定と忌避剤塗り、コドラート調査、ハリエンジュの根絶作業などに取り組んだ。

〇 中津川上流の間伐運動会 
 イヌワシの餌狩場作りと多様な餌動物の棲む森林維持のため、岩手県の森林造り県民税を頂いて、イーハトーブ盛岡保全協議会の行事を主催団体の1つとして企画し、数回のイベントを延べ73名が参加して実施しました。
8月25,26日,9月9日の準備行動を経て、以下の2回のメインイベントを開催しました。

第1回目10月9日(月)
 山仕事倶楽部の3名を含む20名が参加し、作業道用の階段造り、2年前に等高線沿いに伐採した餌狩場の刈払い、丸太の皮はぎなどに取り組んだ。

 

 

 

第2回目10月14日(土)
 野鳥の会本部の2名、同支部の4名、岩手大学野鳥の会の7名など24名が参加し、餌狩場の刈払い、しゅらの設置と丸太流し作業、ノウサギの隠れ家造り、高所枝切り作業などに精を出しました。夕方には開運橋の坊ちゃんで懇親会を開き、交流を深めました。

作業後の集合写真

人気のしゅら流し

ノウサギの隠れ家造り

高所の枝打ち作業

 

2017-11-13  

森林・環境フォーラム in いわて 2017

2017-06-30  

平成29年第一回目の松尾鉱山跡地育樹イベント終了

 今期一回目の松尾鉱山イベントは、6月3日(土)9:30-12:00の間、県立大学生を含め15名が参加して実施され、ミズナラ72本、コメツガ7本の植栽などを行いました。次回は7月1日(土)9:30からです。その後は9月2日(土)、10月1日(日)に実施しますので、ふるってご参加ください。

平成29年6月3日の松尾育樹イベント写真

             

2017-06-30  

平成29年度定期総会が無事終了

 東北環境研の平成29年度定期総会は去る5月27日(土)に農林会館7階第一会議室で開催され、無事終了致しましたので報告致します。総会資料は事前に会員各位には送付済みです。全案件について修正も無く承認されました。

1.開会

2.会長挨拶 : 由井正敏

3.会議成立報告 :正会員109名中、本人出席20名、委任状59名。

4.議長選出 :久慈 敏氏

5.議事録署名人選任:小原邦彦氏・田山 実氏 

6.書記指名 :伊達 功氏

7.議事

7-1 審議事項
議案第1号
 平成28年度に係る貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録等について
議案第2号 
 平成29年度及び30年度の理事及び監事の選任について(全員残留)
7-2 報告事項
 その1   平成28年度事業報告について
 その2   平成29年度事業計画及び収支予算について

H29年5月27日の総会写真

 

2017-04-24  

東北環境研 平成29年度 通常総会のご案内

日時:平成29年5月27日(土)15:30より
場所: 農林会館(菜園の城跡前)7階 第一会議室

会員の皆様へはおって、総会資料、出欠兼委任状用はがき、懇親会参加連絡表等をお送りいたしますので、皆様のご参加をお願いいたします。

今年度の行事日程は正式にはその総会で決定されますが、予め日程を確保頂くために、予定されている行事日程を下記に載せておきますのでよろしくお願いいたします。
 〇 松尾鉱山跡地 育樹イベント  
   6月3日(土)、7月1日(土)、9月2日(土)、10月1日(日)
 〇 中津川上流の間伐運動会 
   8月26日(土)、9月9日(土)、10月9日(月)、10月14日(土)メイン

 

 

 

2017-04-24  

第77回研究懇話会の報告

 第77回研究懇話会はH29年3月26日(日)15:30-17:00の間、巣子駅前の当研究会事務所にて開催され、会員や一般参加者を合わせて25名が参集しました。演者は本会会員の種市高校教諭(現在は久慈長内高校勤務)の竹内基先生、演題は「世界のカワシンジュガイ・日本のカワシンジュガイ」
以下はご講演の要旨です。

カワシンジュガイの仲間は1科1属で世界に13種知られている。幼生は、チョウザメ類やサケ科魚
類の鰓(えら)に寄生して成長するが、まだ5種のカワシンジュガイでしか正確な寄主が把握されていない(その後世界のカワシンジュガイ類の系統や生態について、最新の知見に基づいて簡単な紹介がなされた)。


         
日本にはカワシンジュガイ(以下カワ)とコガタカワシンジュガイ(以下コガタ)の2種が同所的または異所的に生息している。カワは北海道と本州各地の標高100m以下の河川に主に分布するやや大形の貝(殻長は10cm以上になる)だが、日本海側には非常に少ない。岩手県では主に中北部に多く、本州では最も分布密度が高い。雌貝は春から夏にかけて、1回に400-500万もの幼生を放出し、その幼生はヤマメ(あるいはアマゴ,どちらもサクラマス群)に寄生する。その後、4-5年は川底の砂にもぐっていて、その後直立して生活するようになる。この仲間は寿命が長く、海外の記録では200歳以上の個体も知られているが、国内では北海道の殻長9cm、153歳が最高齢である。ヤマメが適度に多い河川を好み、ヤマメが上流の低水温域の支流に移動した際に幼生が分散する。そのため、高い堰堤ができるとヤマメの移動が阻害され、堰堤より下流では継続的な再生産ができなくなるようだ。従って、サクラマス(ヤマメ)が自由に移動できるような河川状態がベストで、大きな貝だけが取り残されるとその将来はほとんど絶望的といって良い。
コガタは長野県や本州北部の標高200-900mに分布し、幼生はイワナ(アメマス類)に寄生する。1匹のイワナの鰓に数千個体の幼生が付くこともある。コガタの分類には論争があって、ロシアの研究者はカムチャツカ半島産のMargaritifera middendorffi(寄主は不明)と同種だと言いはるが、私達は殻の形態(前閉殻筋痕)などが両者で明らかに異なっていることから違う見解を持っている。本州北部では岩手県北の2河川、青森県下北半島の数河川で確認されている。コガタというくらいで、最大殻長は7cmほどである。体長10cm(2-3歳)以下の若いイワナに主に寄生するので、日陰が多く、湧水があり川底に泥などの堆積がない川で、イワナの再生産がうまくなされている場所であることがコガタ生息の必須条件と考えられる。寄主のイワナが過度な魚釣りによって激減しているのも問題である。また、イワナやヤマメは河畔林から落下する昆虫を好んで捕食するので、そうした川沿いの林を残すことと、もしやむを得ず河川工事を行う場合には少なくとも南側の樹林を残して河川に対する日陰を維持することが重要である。

 

 

 

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