ごあいさつ

会長 由井 正敏

2022(令和4)年度のごあいさつ

 本研究会は「安全で豊かな地域の創造」を目指して1992(平成4)年に任意団体として発足、1997(平成9)年に社団法人に移行、2014(平成26)年に一般社団法人となり、30年に渡って自然環境(主として森林環境や野生生物保護)の保全と地域再生に関する研究及び実践を重ねてまいりました。

 2021(令和3)年度は、これまでの活動方針に則り各種行事や調査を実践してまいりましたが、新型コロナウィルス蔓延に伴い行事は制限され、一部は未実施となりました。

 東北地方に生息するイヌワシの繁殖状況調査と関係者意見交換会(いずれも環境省受託事業)の遂行、当会独自のイヌワシ基金等を活用した営巣地保全活動や調査活動を引き続き実施しました。継続して取り組んでいる間伐運動会(盛岡市中津川上流における希少猛禽類保護の取り組み)は、コロナ禍のなか、計画を縮小して実施しました。自然再生事業の一環として継続して取り組んでいる松尾鉱山跡地での植樹保育活動は会員の皆さまや岩手北部森林管理署と共同して計3回実施しました。

 一方、一般公開事業である森林・環境フォーラム、同じく一般公開事業の研究懇話会は、コロナ禍で実施を見送ることとなりましたが、その他の調査研究活動と広報活動は、ほぼ計画通りに実施いたしました。

 2022(令和4)年度も新型コロナウィルスの動向を見ながら活動計画に沿って諸活動を実施して参りますので、会員各位におかれましては、引き続きとうほく岩手の自然環境保全に向けて、当研究会へのご支援と活動への参加を賜りますよう、心より期待しております。 なお、新型コロナウィルスの影響下、当会の活動実施にも様々な配慮が求められております。会員各位におかれましても感染防止に向けての取り組みに引き続きご協力をお願い申し上げます。

                                  2022年5月28日